本論は不能まぶしさの評価法並びにグレアメータについて述べたものである.検査光は200mec間提示され, 背景光あるいはグレア光は定常光である. かゝる条件下で, threshold vursus radiance 曲線が決定される. 等価光幕輝度という考えに基づけば, 不能まぶしさの程度はtvr曲線から求められる. そこで, Holladay や Westheimer & Campbel が提案した2種類のグレア評価式をわれわれの結果から検討し, Holladay の式の有効性を指摘した. しかし, かれの式の常数は人工瞳孔あるいは自然瞳孔という条件の違いなどによって変わるので, われわれは不能まぶしさの程度を容易に求めることができるグレアメータを試作した. この装置を用いれば, 等価光幕輝度の考えに基づく主観値が求められることになる.