日本教育工学会論文誌
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メディアに対する批判的思考(技能)ルーブリックを用いた自己評価
後藤 康志丸山 裕輔間嶋 雅樹雑賀 真澄
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2013 年 37 巻 Suppl. 号 p. 25-28

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抄録

本研究は,メディアに対する批判的思考(技能)ルーブリックを用いた児童の自己評価が,教師評価と十分なレベルで一致するか確認し,その利用可能性を議論することを目的とする.小学生87名の児童評価と教師評価の関連をみたところ,「情報の信頼性を確認するために必要な内容」については正の相関が認められ(r=.716, p<.001),「それを得るための方法」についても同様であった(r=.659, p<.001).また,不一致について過大評価,過小評価に分けその理由を推測した結果,ルーブリックの解釈のずれ及びルールの説明不足の可能性が示唆された.これらをうけて,過大評価,過小評価などの評価のずれを教育内容とするメディア・リテラシーの学習活動の可能性について議論した.

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© 2013 日本教育工学会
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