日本教育工学会論文誌
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母親の情報収集力と育児情報活用に関する研究
河田 承子高橋 薫山内 祐平
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2013 年 37 巻 Suppl. 号 p. 125-128

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抄録

1960年代以降,地域コミュニティの減少とマス・メディアの発達により,育児情報が主な情報提供源として大きな役割を果たしている.中でも,未就学児の教育に関する情報は頻繁にメディアでも取り上げられており,それらの内容が多くの母親の行動に影響を与えている.本研究では,未就学児の教育に関する母親の情報行動に着目し,情報収集力の違いによる,母親の情報行動・心理状態・教育観の特徴を質問紙調査を通じて明らかにした.二元配置分散分析を行った結果,能動的情報収集力および人的情報収集力が高群の母親は,育児不安が高いという結果が得られた.この事から,メディア情報だけでなく,パーソナル情報に対しても,母親が批判的に検討をする必要がある可能性が示された.

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© 2013 日本教育工学会
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