抄録
本研究では,1年間の情報科教育を通して高校生のインターネット依存状況を改善することを目的とした単元を開発し,私立B高校において授業実践を行った.そして,授業実践を通した生徒のインターネット依存傾向の経時的変容について鶴田ら(2014)の尺度を用いた調査,分析を行うことによって,1年間に渡る授業実践の成果と課題について検討した.その結果,生徒のインターネット依存傾向については全体的に授業実践前に比べて改善され,授業実践終了後も概ね一定期間定着していたことが確認された.したがって,1年間に渡って行ったインターネット依存改善のための授業実践が生徒の依存傾向の改善,及び定着に有効であったことが示唆された.