正課外学習活動への参加によって得られる学生の学習成果に関する先行研究から,学習成果には学生集団の組織化の在り方が影響することが示唆される.そこで本研究では,既存の研究では明らかにされていない「新しく集団を組織する学生がどのような課題に直面するのか,またその課題を乗り越え学習成果につながる集団を組織するための支援方法にはどのようなものがあるのか」という問いを立て,新しく学生集団を組織した学生らの約2年間の活動を対象に調査・分析した.分析の結果,抽象的な活動,二重性のある活動,参加度の違いによるフラストレーション等の課題があり,(1)具体的な活動を可能にする外部との接点を持つ機会を提供すること,(2)モデルとなるような事例や経験者の取り組みを提供し活動を具体化させること,(3)具体化しつつある活動への参加度を高めるための外部との接点を持つ機会を提供すること,の3点を支援方法として提示した.