小中学生の保護者へのアンケート調査により,コロナ禍での学校のオンライン授業に対する子どもの参加態度や家族への影響と子どもの特徴との関連を調べた.子どもの特徴に関わる項目について因子分析を行ったところ,「精神的自立・自律性」「集団志向性」「規律不適応・注意力欠如性」「気分安定性・協調性」「緊張・敏感性」の5因子が抽出され,因子得点に基づくクラスター分析によって子どもを6グループに類型化した.自律的行動がとれ協調性が高い場合は自分で学習を進めることができるが,内向的で緊張しがちな特性もある場合は自らの発言が難しいため参加への工夫が必要である.ある程度自律的行動がとれても規律に適応しにくく敏感な特性の場合は,対面よりむしろオンライン授業の方が個性に合った学習ができる可能性がある.自律的行動が難しく協調性や規律への適応が低い場合には,学習の遂行のために家族負担が増すことが推測される.