日本臨床外科学会雑誌
Online ISSN : 1882-5133
Print ISSN : 1345-2843
ISSN-L : 1345-2843
症例
胸腔鏡下に摘出した前縦隔気管支原性嚢胞の1例
槇殿 公誉久保 義郎
著者情報
ジャーナル フリー

2019 年 80 巻 11 号 p. 1987-1991

詳細
抄録

症例は63歳,女性.2016年12月に全身倦怠感を主訴に当院を受診.胸部CT検査で前縦隔腫瘍を認め,精査・加療目的に2017年1月に入院となった.胸部CT検査では前縦隔に30×20mm大の嚢胞性病変を認め,胸部MRI検査ではT1強調画像で筋肉と比較し等信号,T2強調画像で僅かに高信号であった.胸腺嚢胞または嚢胞性胸腺腫を疑い,胸腔鏡下に摘出した.病理学的に退縮した胸腺内に嚢胞性病変を認め,内腔面に気管支腺の存在を認めた.前縦隔気管支原性嚢胞と診断された.今回われわれは前縦隔に発生した気管支原性嚢胞の1例を経験したので,若干の文献的検討を加え報告する.

著者関連情報
© 2019 日本臨床外科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top