抄録
ヒト皮膚直流抵抗の身体部位差による性質を調べる目的で, 直流12V, 両極短絡時200μAの条件で直径1cmの湿式電極を用いて, ほぼ原穴位置に相当する良導絡代表測定点 (中谷) について通電量を測定した。被検者には, 健康成人82名を用い, さらに健康成人4名について経時的変化をも計測した。得た測定値を主成分分析により数学的に解析した。その結果, ヒト皮膚直流抵抗測定値は, 上肢と下肢, 上肢全体, 下肢全体, 片側上肢, 片側下肢, 上肢の外側 (背側), 上肢の内側 (掌側) が, 夫々のなかで密接に関連して変動を示す結果を得た。