二分脊椎, 対麻痺に伴う内反足遺残変形により足底潰瘍および骨髄炎を繰り返す2成人例に異なったタイプ (①骨突出部切除, ②変形矯正骨切り) の手術的免荷を実施した. 症例1: 女性. 幼少期にギプス治療. 10歳時に両アキレス腱延長. 22歳時に右汎距骨固定術を実施された. 右前足部に内がえし, 内転変形が残存し, 右中足部足底外側の潰瘍と踵外側の瘻孔が慢性化していた. 35歳時に骨髄炎を併発し, 抜釘, 骨掻爬, 遊離広背筋皮弁移植術と, その後の2回の骨掻爬追加で治癒した. 39歳時に右前足部足底外側潰瘍を形成し, 第5中足骨全切除で治癒した. その後, 右中足部足底外側潰瘍, 足背瘻孔が出現し, 50歳時に第4中足骨と立方骨を切除し治癒した. 症例2: 男性. 先天性多発性関節拘縮症も合併. 幼少期に左足は計3回手術し三関節固定の状態であった. 14歳時に左踵骨骨髄炎手術. その後も左足の潰瘍, 骨髄炎を繰り返し, 20歳で左第5趾切断, 26歳で左第2趾切断, その後も左第5中足骨骨頭底側に潰瘍が持続し, 27歳で前足部の回外変形に対して中足部矯正骨切り術を実施した. 両例とも最終術後3年の現在, 潰瘍再発を認めない. 早期に変形矯正骨切りによる手術的免荷が望ましい.