水文・水資源学会誌
Online ISSN : 1349-2853
Print ISSN : 0915-1389
ISSN-L : 0915-1389
確率曲線を用いたダム利水運用および計画の最適化(I)
確率を考慮した確保容量曲線の適用
許士 達広下田 明
著者情報
ジャーナル フリー

1995 年 8 巻 3 号 p. 285-296

詳細
抄録

簡易で効果的なダムの利水運用および計画手法の確立に向けて,一般的にダム計画に用いられる逆マスカーブによる確保容量の確率値(確率確保容量)を用いた節水方式を検討し,流入量確率値に着目した渇水運用法として知られるDDCルールカーブとの比較を行った.この結果,両者は確率が小さい場合ほぼ同じ曲線を与え,取り扱いの容易さ等から,確率確保容量の有効性が明らかとなった.

著者関連情報
© 水文・水資源学会
前の記事 次の記事
feedback
Top