山間農業地域の対象地は,人口減少と農業の担い手不足が課題となり移住促進に取り組む。地方暮らしへの関心が高まるWith/Post・コロナを背景に,多様な担い手と地域農業をつなぐ取組みが求められる。2020年に都市交流を目的にオンライン開催された地域の農業講座は申込者が前年の2倍を超え,その1割を占める移住希望者は,農業への多様な関わり方に関心を持つ傾向があった。地域の農地調査と,移住者が実践する農業から,対象地における農地活用のあり方を検討した結果,所有問題を解決した住宅と農地の整備を進め,地域農家に学ぶ実践圃場の設定や,多様な担い手と営農組織が連携する農地の活用が有効であると結論づけられた。