2026 年 52 巻 1 号 p. 103-106
近年,働き方の多様化やテレワークの普及により,勤務者が日常生活や職場で孤独を感じる状況が指摘されている。既往研究では,生活・居住環境における緑地の量等が住民の孤独感の低さと関連する可能性が示されているが,どのような緑との関わり方が孤独感と関連するか十分に明らかになっていない。本研究は,都市部のオフィス勤務者を対象としたオンラインアンケート調査を実施し,緑との関わりの種類と孤独感との関連を探索的に検討することを目的とした。探索的因子分析を実施した結果, 緑との関わりは5つのパターンに類型化された。相関分析の結果, 「自然や公園・緑地の利用」の因子が孤独感と有意な負の関連を示すことが明らかとなった。