情報の科学と技術
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特集:震災アーカイブの持続的な継承
災害アーカイブに関する一考察 ―資料と展示の国際比較
白井 哲哉
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2026 年 76 巻 2 号 p. 54-59

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抄録

発災から10年以上経過した日本の災害アーカイブの施設や災害ミュージアムは,今後も活動を継続する方策について問題を抱えている。そこで,日本,中国,台湾,インドネシア,トルコ,ウクライナの計一〇施設について,資料と展示に関する実態を比較検討した。その結果,日本を含む東アジアにおける災害アーカイブの施設は,特定の宗教の考え方に基づく背景を持たなかった。一方,過去・現在・未来の被災地コミュニティ成員を主役として,“被災から復興へ”の「歴史」を語ること,そこで災害資料が重要な意義を有することの,二つの特徴が明らかになった。

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