油化学
Online ISSN : 1884-2003
ISSN-L : 0513-398X
界面活性剤の光酸化に関する種々の半導体の光触媒効果
界面活性剤の光分解 (第16報)
日高 久夫趙 進才堀越 智ニック セルフォンエジオ ベリツエテイ
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1995 年 44 巻 2 号 p. 121-126

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抄録
TiO2 (アナターゼ型, ルチル型, 表面修飾型, 白金坦持型), ZnO, WO3などのn型半導体による陰イオン性DBSおよび陽イオン性BDDAC界面活性剤の光分解の触媒効果を調べた。アナターゼ型TiO2がルチル型TiO2より光触媒能は強い。白金坦持TiO2触媒はO2のO2-への電子移動 (光還元) の抑制のため, アナターゼ型TiO2より活性は低い。ZnOはDBSの光酸化に対して触媒活性が最も高く, 他の半導体触媒WO3とMoSは触媒活性が低い。
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© 公益社団法人 日本油化学会
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