工学院大学工学部応用化学科
1996 年 45 巻 3 号 p. 243-250
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極性基の異なる種々のエタノールアミン系リン脂質を合成し, 加水分解酵素モデルとしての糖脂質の混合ベシクルを用いたアミノ酸エステルの加水分解の反応場として用いた。そして, リン脂質が触媒活性に及ぼす影響について検討した。その結果, 反応場が液晶状態の時にはその相転移温度の低いものほど触媒活性を促進させた。一方, ゲル状態の時には逆であった。このことは, 糖脂質の加水分解活性は, 反応場の流動性に影響を受けることを示唆するものである。
油化学
油脂化学協会誌
オレオサイエンス
Journal of Oleo Science
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