抄録
ニホンウズラの血清アミラーゼをポリアクリルアミドゲル電気泳動法によって7本の活性帯に分離した。活性帯は, プレアルブミンおよびアルブミン域に各一本, トランスフェリン域に2本および原点付近に3本認められた。プレアルブミンおよびアルブミン域 (Region I) の活性帯には変異がみられなかった。トランスフェリン域(Region II) および原点付近 (Region III) の活性帯には変異がみられたが, 後者の活性は低く, 再現性に乏しかった。
トランスフェリン域 (Region II) の2本の活性帯は, 1対の常染色体性共優性遺伝子, Amy-1AおよびAmy-1Bによって支配されている。
遺伝子頻度は, Amy-1Bで高く, Amy-1Aで低い。系統別では野生系が家禽化系よりも著しくAmy-1Bの頻度が低い。