抄録
飼料中の魚粉と大豆粕の含量を8.0および10.0% (第1群), 5.0および15.0% (第2群), 2.0および20.0% (第3群) とした飼料で産卵鶏を約1か年間飼養した。大豆粕は市販の加熱処理したものを用いた。第3群の飼料にはDL-メチオニンを0.05%添加した。供試鶏はHy-Line 934F系の初産後約4か月を経過したもので, 1群50羽計150羽を使用した。
各群の産卵率は60.0, 56.7, 58.8%で第1群が高かったが統計的な有意差は認められなかった。飼料摂取量, 飼料要求率にも飼料による差はなかった。斃死鶏には大豆粕を多給したために膵臓が肥大したと思われるものはなかった。
産卵鶏用飼料の主要な蛋白質源として魚粉の一部を大豆粕で代替して使用することは可能なことであるが, 魚粉が少なく大豆粕の含量が多い場合にはメチオニンの添加により産卵の増加が期待できるものと考えられる。