2019 年 75 巻 5 号 p. I_275-I_280
近年,全国的に集中豪雨による洪水被害が多発している.秋田県においては2017年7,8月の集中豪雨や2018年5月の浸水被害など甚大な被害を生じている.2017年には雄物川本川や二級河川である馬場目川においても被害を受けている.このような広域な被害に対しては低コストかつ広範囲な地形把握が可能であるUAVを使用して情報を得ることが有用である.
本研究では,馬場目川を対象とし,対象領域内の砂州の挙動を空中写真の撮影によって観測し,砂州の面積,砂州長,砂州幅を導出した.また,得た数値と水位の関係性から砂州の挙動と水位の関係性について定量的に評価した.本研究から,河道管理において流路の狭窄と砂州の流出を把握するためには砂州幅の評価が重要であるという結論を得た.