Palliative Care Research
Online ISSN : 1880-5302
ISSN-L : 1880-5302
原著
介護職員の看取りに対する認識と認識に影響する要因─混合研究法を用いた探索的研究─
川上 嘉明浜野 淳小谷 みどり桑田 美代子山本 亮木澤 義之志真 泰夫
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2019 年 14 巻 1 号 p. 43-52

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抄録

【目的】高齢者施設における介護職員の看取りに対する認識とその認識に影響する要因を明らかにすること.【方法】全国の高齢者施設に勤務する介護職員500人に対しインターネットによるアンケート調査(質問調査)を行い,その中から10人の介護職員にインタビュー調査を行った.【結果】質問調査では,看取りをするために重要と考える施設・制度について,施設の方針(41%),医療職との連携(38%)などが選択され,心配なこととして利用者の容態が急に変化し亡くなること(53%)などが選択された.インタビュー調査では看取り経験にかかわらず,看取りの経過がわからず不安があり,看取りに関する体系的な学習および経験をすることで変化する看取りへの思いが述べられた.【結論】看取りに対する体系的な学習および実際に看取りを経験することが,高齢者施設で看取りを進める際に介護職員の認識に影響する重要な要因であることが示唆された.

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© 2019日本緩和医療学会
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