抄録
デザイン展示で観覧者とデザイン作家は作品を通じてコミュニケーションをする。しかし観覧者がデザイン作家の思想とアイディアを分からず観覧をすると視覚的なこと以上の楽しみまで踏み込めることが難しい。同じことでデザイン作家も観覧者の反応とアイディアを解らなければ、展示を通じて自らの作品を評価されることも無理である。本研究ではマインズ・オン展示方法によるデザイン作家の展示で観覧者とデザイン作家のコミュニケーションに対する研究をして、そのようなコミュニケーションが可能な展示プロセスを開発するのである。そして韓国の光州デザインビエンナーレ2005を対象にデザイン展示を企画し、展示を通して研究の仮設を証明する。