抄録
科学の祭典の終始一貫した目的は、強制によらない子ども自身の意志による体験を通した科学の芽の育成の場づくりである。平成13年度で10年の節目を迎える科学の祭典のねらいを確認する意味で、実験解説集の「あいさつ」文を抜粋し振り返ってみた。そのねらいは、「発見と感動」、「触れるたのしさ, 知る喜び」、「実物に触れ、実物を通して学ぶ、分かる楽しさ」、「科学の道草」、「科学や科学技術を介して心のふれあい」、「思惟によらない体験から科学へ」、「子ども主体の活動」、「感性に根ざした知、知に根ざした感性」等のキーワードやキーセンテンスに集約できる。