本研究は課題探究として証明することの学習を実現するためのカリキュラム開発の一端として,中学校第1学年「図形」の小単元「基本的な作図」に焦点を置いて教授実験をデザインし,得られたデータを分析した。その結果,以下の二点,(1)四観点「行ったこと」,「使う図形」,「結果としてなったこと」,「言いたいこと」に基づき自ら構成した素朴な証明を評価・改善する活動は,C1としての証明に必要な内容を教師-生徒,生徒間で共有することを促すこと,(2)四観点は,徐々に証明を構想する際にも用いられるようになり,C1 としての証明の構成を誘発すること,が明らかとなった。