主催: 一般社団法人 日本科学教育学会
会議名: 日本科学教育学会第41回年会 香川大会
開催日: 2017/08/29 - 2017/08/31
本研究では,小学校第6 学年理科「てこの規則性」の学習において,「左側の(力点にかかるおもりの重さ)×(支点から力点までの距離)=右側の(力点にかかるおもりの重さ)×(支点から力点までの距離)」と表される「てこのきまり」を児童自らが関係式として成立させ,てこの規則性を理解していく過程に着目して,自己の思考を自覚する児童育成のための具体的手法の開発を試みた。このとき,児童の誤概念をあえて引き起こし,それに明示的に気付かせた上で,相互に検討させることで誤概念からの脱却を自覚させるという手法を用いた。その結果,児童自らが立てた仮説を検証することで,児童は自らの間違いに気づき,誤概念からの脱却が可能となることが明らかになった。