交通工学論文集
Online ISSN : 2187-2929
ISSN-L : 2187-2929
特集号A(研究論文)
歩車共存道路における道路路面構成と通行特性実態の関連調査
大橋 幸子小林 寛
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2019 年 5 巻 2 号 p. A_250-A_256

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抄録

歩行者の安全確保に向け、歩行者と車両が同じ空間で安全に共存する環境づくりが必要とされている。 本研究は、この環境づくりに寄与する道路構造を明らかにすることを目的に、歩道の無い道路を対象に道路の路面構成の異なる実際の歩車共存道路で通行特性の違いを把握する。研究では、概ね等しい道路幅員で道路路面の構成が異なる区間を選定し、自動車の走行速度、自動車と歩行者の通行位置、その他の挙動等の通行特性をビデオ調査と ETC2.0 プローブ情報調査により分析した。その結果、路面構成の工夫を行うことで、個々の車両速度を概ね 40km/h 程度まで、全体の平均速度を 30km/h 程度までに抑えられる可能性があり、道路の路面構成の工夫が安全な歩車共存空間の構築に有用であると考えられた。

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© 2019 一般社団法人 交通工学研究会
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