著者所属:厚生連高岡病院胸部外科
2009 年 18 巻 5 号 p. 555-558
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【背景】静脈内平滑筋腫症は子宮筋腫が下大静脈内に伸展した比較的まれな腫瘍である.【症例】47歳,女性.巨大子宮筋腫の術後 2 カ月目に,造影CTにて肝部下大静脈から右総腸骨静脈,左大腿静脈に及ぶ腫瘍を認め紹介となった.【結果】腹部下大静脈よりバルーンカテーテルで行う腫瘍摘除術を施行した.術後経過は良好で肺塞栓などの合併症なく退院となった.【結論】症例に応じて体外循環の有無や大静脈再建の適否を踏まえた術式の選択が必要である.
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