日本獣医師会雑誌
Online ISSN : 2186-0211
Print ISSN : 0446-6454
ISSN-L : 0446-6454
ポリエチレン合成樹脂膜を応用したパック培養と菌株の乾燥保存
原 文男, 白石 忠昭, 岡田 雪男, 多久和 正, 大福 静雄
著者情報
ジャーナル フリー

1986 年 39 巻 7 号 p. 439-443

詳細
抄録
細菌検査にあたって, 簡易でより精度もあがるよう, 手軽な培養と菌株の保存方法について検討し, よい結果を得た.
培養はポリ袋を用いてパック培養した. 平板培地をポリ袋に入れ, アスピレーターで空気を抜き取ってから, 10%に炭酸ガスを含んだ空気を充填し, ポリシーラーでシールしてそのまま培養した. 1979年以降, 本法により24種の病原細菌を分離することができた.
菌株の保存は, STAMPのゼラチン・ディスク法によった.菌の濃厚浮遊液を原法のパラフィン膜にかえ, ポリ膜上に滴下乾燥した結果, ディスクの剥離が原法より容易となり, また, そのままポリ袋に封入することにより, 5℃での長期保存が可能で, これまで31種, 351株の細菌が1~5年の保存に耐えている.
著者関連情報
© 社団法人 日本獣医師会
前の記事 次の記事
feedback
Top