Journal of Veterinary Medical Science
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ネコヘルペスウイルス1型とイヌヘルペスウイルスの精製糖蛋白のマウスにおける抗体産生性
Limcumpao Joselito A.掘本 泰介玄 学南遠矢 幸伸畔高 政行高橋 英司見上 彪
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1991 年 53 巻 3 号 p. 423-432

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抄録
ネコヘルペスウイルス1型(FHV-1)とイヌヘルペスウイルス(CHV)各々の3種類の糖蛋白を, それぞれに対する単クローン性抗体によるアフィニティークロマトグラフィーにより精製し,それぞれの免疫原性を調べる目的でマウスに単独で, あるいは混合して免疫した. 全ての糖蛋白は, ホモロガスなウイルスに対する中和抗体を誘発した. その中でFHV-1 gp143/108とCHV gp145/112は共にホモロガスなウイルスのみならずヘテロロガスなウイルスに対しても最高力価の中和抗体を誘発した. 糖蛋白免疫後のEL-ISA抗体の産生にはばらつきが見られ, また赤血球凝集抑制抗体はFHV-1 gp60を接種した10匹のマウスのうちのわずか1匹にのみ認められた. CHV糖蛋白により産生される抗体価は, 一般にFHV-1糖蛋白によるものに比べ低い値を示した. これら糖蛋白はFHV-1, CHV感染に対するサブユニットワクチンとして有効であるかもしれない.
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