肝臓
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長期間, 自然寛解していた自己免疫性肝炎の男性例
小崎 真義, 林 毅, 巴 雅威, 武藤 俊哉, 田中 康文, 吉田 秀樹, 村山 正博, 高橋 泰人, 前山 史朗, 打越 敏之
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1998 年 39 巻 3 号 p. 170-174

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抄録
症例は62歳の男性. 輸血歴なく, 飲酒歴なし. 昭和61年, 肝障害で近医に入院歴あり. このときHBs抗原は陰性であった. 肝庇護療法のみで肝機能は改善し, 以後7年間自他覚症状なく経過していた. 通院観察中もトランスアミナーゼは正常値を持続した. 平成6年2月, GPT164IU/lと肝障害再燃を認め当科入院. HBs抗原陰性, HCV抗体 (第二世代) 陰性で, 抗核抗体は20, 480倍と高力価を, Ig-Gは3, 458mg/dlと高値を示した. 腹腔鏡下肝生検では肝表面は軽度不整を認め, 組織像では形質細胞浸潤を伴う慢性肝炎, 活動性の像を呈した. 上記より自己免疫性肝炎と診断し, プレドニゾロン投与にて肝機能は速やかに改善した. 本症は当初, 非B型肝障害と診断され, 無治療にも拘らず7年もの長期間, 無症候性に経過した後に再燃したと考えられた. 自己免疫性肝炎の発症様式を考える上で, また男性例であることから示唆に富むと思われ報告した.
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© 社団法人 日本肝臓学会
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