東京大学・院生
2024 年 91 巻 2 号 p. 235-247
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本稿ではジョン・ロールズの公共的理性に焦点を当て、政治的構想と包括的教説の区別を公教育の議論に導入し、公共的理性がいかなる教育を正当化するか、正当化された教育はどのような教育効果を有するかを検討する。本稿は、一定の条件を満たせば政治的構想のみならず、包括的教説に基づく教育を公教育として正当化しうると主張する。そうした教育は公共的理性の涵養を伴うことで、公共的領域の形成および非公共的領域の個人のアイデンティティや社会の形成を促進する。
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