粉砕
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〈テクニカルノート〉
小規模研究開発用卓上ラボ機「ピコライン」の紹介と実機との関係
田川 奨一郎
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ジャーナル オープンアクセス

2017 年 60 巻 p. 60-64

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抄録

ピコラインは小規模研究開発用の卓上ラボ機である。1台のプラットフォームに各種モジュールを取り付けることで粉砕・分級・混合・粒子設計のような様々な粉体処理が可能である。運転条件, 測定データ等の情報は正面のタッチパネルに表示され, 同時に内部メモリへ保存される。保存された各種データは運転後に容易にPC等へ取り出すことが出来る。ピコラインの運転に必要な周辺機器に関しても, オプションとしてラインアップしている。また, 要望に応じてセラミック仕様・コンテインメント仕様も対応可能である。

弊社テストでは超微粉砕を目的とするものが多く, 医薬分野のテスト実績が半数を占める。ピコラインで得られる粉砕サンプルの粒子径は同じシリーズのスケールアップ機種において達成可能である。

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