現在黎明期を迎えている第4次産業革命は、インターネットの進歩と産業的な応用がクラウドで支援される確固たるプラットフォームの開発、ならびにオンラインシステムを使った社会的活動の増加によって実現されてきた。本稿では、これらのシステムの展開を可能にするアーキテクチャー、ならびに粉粒体産業で利用することができる応用事例、いくつかのデータマイニングの実例、遠隔計測、閉回路人工知能制御について述べている。
ピコラインは少量のサンプルを用いて粉体処理テストを行うための卓上ラボ機として開発された装置である。1台のプラットフォームに各種モジュールを取り付けることで粉砕・分級・混合・粒子設計のような様々な粉体処理が可能である。運転条件, 測定データ等の情報は正面のタッチパネルに表示され, 同時に内部メモリへ保存される。保存された各種データは運転後に容易にPC等へ取り出すことが出来る。ピコラインは要望に応じて、セラミック仕様・コンテインメント仕様も対応可能であり、医薬分野の超粉砕テストなどに多く使用されている。ピコラインで得られる粉砕サンプルの粒子径は同じシリーズのスケールアップ機種において達成可能である。
ホソカワミクロン株式会社の創業100周年記念事業・行事として、2014年末から2016年にかけて、記念ロゴマークとスローガンの制定、永宝社の改修と本殿還座祭、創業記念式典、感謝の集いならびに東西での社員向け祝賀パーティが実施されました。
ホソカワ粉体工学振興財団は、国内での研究助成以外に、毎年粉体工学に関する講演討論会を開催すると共に、粉体工学に関連した論文を掲載した英文学術誌KONA Powder and Particle Journal を出版し、世界に無料で配信していますが、本年設立25周年を迎え、KONA賞の国際化、KONA誌のさらなる充実化、国際シンポジウムの開催などにより世界に向けてさらなる飛躍を目指しています。