日本きのこ学会誌
Online ISSN : 2432-7069
Print ISSN : 1348-7388
ショウロ子実体からの細菌の分離と宿主きのこの菌糸体生育に及ぼす効果
Sawithree PRAMOJ NA AYUDHYARini RIFFIANI尾崎 佑磨音田 由紀子仲野 翔太會見 忠則霜村 典宏
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2019 年 27 巻 4 号 p. 134-139

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抄録
ショウロは食用の外生菌根菌である.菌根共生を促進する細菌がしばしば根圏から分離される.一方,ショウロ子実体から細菌が分離され,その分離細菌が宿主菌糸体の生育を促進する能力を有することを近年見出した.本研究では,ショウロ子実体から様々な細菌を分離し,ショウロ菌糸体生育に及ぼす効果について二員培養を用いて調査した.ショウロ子実体から分離した19細菌系統の内,6系統が特異的にショウロ菌糸体の生育を促進した.ブラスト検索をした結果,これらの細菌は,Paraburkholderia, Caballeronia, Janthinobacterium, Novosphingobium および Rhodobacter属に属すると推定できた.さらに,主要な3細菌系統の微細構造を走査型電子顕微鏡観察で明らかにした.以上の結果から,ショウロ子実体形成に特定の細菌系統が特異的に関与している可能性が考えられた.
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2019 日本きのこ学会
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