抄録
トキイロヒラタケNBRC31859由来の単胞子分離単核体を用いた形質転換法確立のため,トキイロヒラタケ由来グリセルアルデヒド-3'-デヒドロゲナーゼ(GPD)遺伝子をクローニングした.本遺伝子の上流1,100 bpをプロモーター部位と設定し,ハイグロマイシンB耐性遺伝子を導入し,50 mg/mLに耐性のコロニーを検出した.染色体DNAへの遺伝子挿入はサザンハイブリダイゼーションにより確認した.形質転換株は,いずれも非相同末端結合によるものであった.本方法は,トキイロヒラタケ単核体(子実体形成株)の遺伝子機能解析において,有用な手法であると考えられる.