抄録
マイタケ部位および培地の抗酸化活性と遷移金属含量(Fe3+,Cu2+,Mn2+)を測定すると共に,マイタケ菌さんをゲルろ過クロマトグラフィーで分画し,各画分の鉄含量と抗酸化活性との関連を検討した.その結果,マイタケの部位別抗酸化活性は菌さんが最も高い活性を示した.遷移金属含量のうち,Fe3+含量は基部が最も高い値を示した.マイタケタンパク質のゲルろ過クロマトグラフィーでは,フラクション14と24で抗酸化活性のピークがみられ,フラクション14ピークは粗タンパク質量のピークと重なることから抗酸化活性をもつタンパク質の存在が示唆された.また,フラクション30は最も鉄含量が高いことから,鉄結合タンパク質が関与している可能性が示された.