ネットワークポリマー
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双環状ビス-γ-ラクトンと, エポキシ基を持つスピロオルトカーボナートとのアニオン交互共重合, および得られるポリマーのカチオン架橋
三田 文雄鄭 根雨高田 十志和遠藤 剛
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2000 年 21 巻 1 号 p. 1-8

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抄録
エポキシ基を持つ新規スピロオルトカーボナート (ESOC) を合成し, 双環状ビス-γ-ラクトン (BGL) とのアニオン共重合ならびに得られるポリマーのカチオン架橋反応を行った。両モノマーのアニオン共重合は, 開始剤としてt一BuOKを用い, バルク条件またはTHF中, 120℃で, 96時間行った。対応する共重合体が良好な収率で得られた。両モノマーの仕込み比を20 : 80から80 : 20まで変えて共重合を行っても, 生成ポリマー中の組成比は1 : 1であったこと, ポリマーの1HNMRスペクトルから, 交互共重合が進行したことが判った。BGLとESOCとのアニオン共重合により合成したポリマーのカチオン架橋反応を, クロロベンゼン中, ベンジルスルホニウム塩を開始剤として120℃, 40時間の条件で行った。対応する架橋体が84%の収率で得られた。両モノマーのアニオン共重合時および得られた共重合体のカチオン架橋時にそれぞれ3.05%, 1.20%の体積膨張が観測された。
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