日本食品科学工学会誌
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研究ノート
ラットにおけるTrp-P1の代謝排泄に及ぼすゴボウとキャベツ粉末の影響
江越 加州生岡 輝美
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2009 年 56 巻 4 号 p. 244

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抄録

キャベツ又はゴボウの凍結乾燥粉末10%添加飼料で飼育したラットにTrp-P1をそれぞれ750μg投与し,排泄物中のTrp-P1および代謝物n-OH Trp-P1をHPLCおよび変異原性試験により調べた.キャベツ又はゴボウ粉末投与により,ラット尿中のTrp-P1量は減少し,特にキャベツ投与群では対照群の49%にまで低下し(p<0.05),また糞便中のTrp-P1量に有意ではないが対照群の90%程度に減少した.一方,代謝物n-OHTrp-P1は糞便中にのみ認められ,ゴボウ又はキャベツ投与による有意差は認められなかった.

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© 2009 日本食品科学工学会
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