日本食品科学工学会誌
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増幅DNA断片長多型解析による紅茶の品種判別
加藤 みゆき加藤 芳伸木下 朋美山口 優一大森 正司
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2010 年 57 巻 9 号 p. 389-394

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抄録

紅茶を対象としてAmplified DNA Fragment Length Polymorphism (AFLP)により品種の識別・同定を試みた.実験には,からべに,べにふうき,いずみ,Z-1,べにひかり,べにほまれの7品種の茶生葉より製造した紅茶と,市販されているダージリン,アッサム,ケニア,ジャワ紅茶を,そして日本の緑茶用31品種の茶生葉を用いて実験した.AFLPの選択プライマーペアーにはEcoR I-ACA/Mse I-CTGとEcoR I-ACT/Mse I-CTCを用いた場合に,AFLP法によるべにふうきを含めて品種の識別・同定が可能であることが認められた.

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© 2010 日本食品科学工学会
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