1972 年 19 巻 9 号 p. 410-412
紅茶浸出液中に含まれている未酸化のカテキンを,Sephadex LH-20のカラムクロマトグラフィーにて分離した。
茶カテキンはSephadex LH-20カラムクロマトグラフィーにより,(-)エピカテキン・(-)エピガロカテキン,(-)エピガロカテキンガレート,次に(-)エピカテキンガレートの順に,45~55%とアセトン濃度を変えた溶出液を用いて分離溶出されてきた。またこれらのカテキン類の2倍体であるテアフラビンは,Sephadexに対する結合力が強く,アセトン濃度をさらに高めた溶出液によって,カテキンが溶出したあとで溶出してきた。