日本食品工業学会誌
Print ISSN : 0029-0394
紅茶の水色に関する研究
(第2報) 茶のカテキン類のセファデックスカラムクロマトグラムパターン
竹尾 忠一大沢 キミコ
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1972 年 19 巻 9 号 p. 410-412

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抄録

紅茶浸出液中に含まれている未酸化のカテキンを,Sephadex LH-20のカラムクロマトグラフィーにて分離した。
茶カテキンはSephadex LH-20カラムクロマトグラフィーにより,(-)エピカテキン・(-)エピガロカテキン,(-)エピガロカテキンガレート,次に(-)エピカテキンガレートの順に,45~55%とアセトン濃度を変えた溶出液を用いて分離溶出されてきた。またこれらのカテキン類の2倍体であるテアフラビンは,Sephadexに対する結合力が強く,アセトン濃度をさらに高めた溶出液によって,カテキンが溶出したあとで溶出してきた。

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