日本食品科学工学会誌
Online ISSN : 1881-6681
Print ISSN : 1341-027X
ISSN-L : 1341-027X
食品におけるカルシウム製剤の日持ち効果について
山中 俊介峯 裕喜栖原 浩一色 賢司
著者情報
ジャーナル オープンアクセス

1995 年 42 巻 6 号 p. 442-445

詳細
抄録
通電処理したカキ殻カルシウムを試料として食品への応用実験を行った.実際の食品にカルシウム製剤を添加すると生菌数の減少が見られ,また抗菌効果が認められた.カルシウム製剤を直接あん等に添加した場合には,0.1%以下の使用範囲で,防菌,防カビ効果が確認された.
浸漬実験では,0.1-1.0%懸濁液で野菜,肉等の殺菌,抗菌効果が確認された.また,肉はカルシウム製剤処理により食感が向上した.
著者関連情報
© 社団法人 日本食品科学工学会

この記事はクリエイティブ・コモンズ [表示 - 非営利 - 継承 4.0 国際]ライセンスの下に提供されています。
https://creativecommons.org/licenses/by-nc-sa/4.0/deed.ja
前の記事 次の記事
feedback
Top