オレオサイエンス
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特集総説論文
天然カロテノイドの分析と構造研究
眞岡 孝至
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2012 年 12 巻 10 号 p. 485-494

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抄録
KuhnとKarrerによるβ-caroteneの最初の構造決定(1930年)から2004年までに約750種の天然カロテノイドが報告されている。NMR,MS,HPLCなどの分析機器の進歩によって極微量な天然カロテノイドの構造決定が可能となり毎年いくつかの新規天然カロテノイドが報告されている。本論文ではカロテノイドの定量分析,同定,構造研究に用いられる抽出,分離精製,化学的誘導やHPLC,UV-VIS,MS,NMR,CDなどの機器分析について具体的な例を示しながら解説する。
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© 2012 公益社団法人 日本油化学会
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