オレオサイエンス
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特集総説論文
コロイドの構造とダイナミクス~中性子を使って何が分かるのか~
瀬戸 秀紀
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2016 年 16 巻 10 号 p. 463-471

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抄録

中性子散乱は中性子の回折現象を利用した構造解析手法で,同位元素置換法や磁気散乱,非弾性散乱等を用いることによりX線や電子線では得られない情報を得ることができる。特にコロイド系においては,同位元素置換を用いた中性子小角散乱や中性子準弾性散乱が有効である。水/油/界面活性剤による油中水滴構造のマイクロエマルションを例にしながら,中性子散乱の有効性を明らかにする。

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© 2016 公益社団法人 日本油化学会
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