オレオサイエンス
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総説
界面活性剤の特性を活用するフラン誘導体の効率的新合成法の開発と工業化
鈴鴨 剛夫濱田 和彦吉原 博
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2002 年 2 巻 12 号 p. 757-766,730

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抄録
バイオマスを原料とする有機合成反応開拓の一環として, 糖質から医薬, 農薬等の中間体として有用なフラン誘導体の実用的合成法について検討した。一般に糖類を酸触媒によってフラン誘導体に変換する反応は選択性に乏しく, 収率の低い反応が多い。筆者らは界面活性剤の特性を活用することによって, 再生産可能で入手容易な単糖 (異性化糖を含む), 二糖類から有用なフラン誘導体に高収率で変換する新規な反応方法を見出した。これら一連の研究によりピレスロイド系殺虫剤成分の実用的合成法の確立, 効率的な種々のフラン誘導体の合成ルート開発や生理活性新母核の発見へ展開することができた。
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© 2002 公益社団法人 日本油化学会
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