福島大学 理工学群 共生システム理工学類 物質科学コース
2021 年 21 巻 8 号 p. 305-312
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地球上に現存する細胞の細胞膜は例外なくリン脂質を主成分として利用している。この一見普遍的に思えるリン脂質は生物種,組織,細胞小器官などによって,その構造や組成が際立って異なっており偏在している。近年,特にヒト生体内で偏在するエーテル型リン脂質が重大な病気を早期発見するバイオマーカーとして大きく注目され,活発に研究されている。本総説では,偏在性リン脂質に特異的に作用する新奇ホスホリパーゼの発見とその応用に向けた取り組みについて紹介する。
日本油化学会誌
油化学
油脂化学協会誌
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