オレオサイエンス
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特集総説論文
汎用一眼カメラを用いた血行動態変化の可視化による熱中症予防技術への応用
吉田 慧一郎
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2021 年 21 巻 9 号 p. 377-383

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抄録

近年,熱中症の患者は増加傾向にあり,誰にでも起こりうる病気となっている。しかしながら,多くの人々は経験則に基づいた判断を行っていることにより,症状を未然に防ぐことが出来ていない。そのため,熱中症等の症状を未然に防ぐ技術が求められている。そこで我々は,汎用一眼カメラを近赤外線カメラに改造し,運動前後の皮膚表面を撮影し血行動態変化を可視化できないか検討を行った。本研究ではヒト皮膚表面から得られた赤外線画像を反射率画像に変換し,血行動態変化の可視化を試みた。実験は暗室内における前腕部の計測,暗室内における足裏部の計測,屋外における前腕部の計測の3種類を実施し,反射率の変化と血行動態変化の関連性を検討した。反射率画像の結果から,本提案計測システムが血行動態変化の可視化により熱中症等の予防に適用できる可能性が示された。

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