オレオサイエンス
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受賞論文
両親媒性分子を用いた無機材料の機能化に関する研究
柴田 裕史
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2022 年 22 巻 1 号 p. 31-36

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抄録

両親媒性分子の固体表面への吸着に基づく無機材料の機能化について検討を行った。固体表面に形成する自己組織化膜(SAM)を用いることで,光照射によるウシ血清アルブミン(BSA)の吸脱着挙動の制御,水晶振動子マイクロバランス(QCM)測定では検出できないDNAの検出に成功した。また,酸化亜鉛粒子形成時において,特定の結晶面に両親媒性分子が吸着することで結晶成長の方向を決定する結晶成長規定剤としての機能を有することも明らかにした。

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© 2022 公益社団法人 日本油化学会
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