オレオサイエンス
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特集総説論文
中性子反射率法に基づく異種相界面における高分子鎖の凝集状態
川口 大輔田中 敬二
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2023 年 23 巻 3 号 p. 143-151

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抄録

一般に,材料表面および界面におけるエネルギー状態はその内部とは異なっている。表面および界面における分子鎖の凝集状態を理解することは,高機能・高性能な高分子材料の設計を行う上で重要である。中性子反射率法は表面・界面近傍における密度分布をサブnm以下の空間分解能で評価できる。本総説では,中性子反射率法を中心に用いて解析した空気,液体,異種固体界面における高分子鎖の凝集状態と,それらの凝集状態から発現する表面・界面の物性・機能について紹介する。

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© 2023 公益社団法人 日本油化学会
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