オレオサイエンス
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受賞論文
目的とする物性を確実に発現する界面活性剤の分子構造デザイン:人と環境にやさしい界面活性剤の開発
坂井 隆也
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2024 年 24 巻 2 号 p. 41-47

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抄録

筆者は,長年,機能性界面活性剤の開発研究に携わる過程で,分子構造-界面活性相間という考え方から脱却し,目的とする物性を確実に発現できる分子設計技術の開発という視点で研究を遂行してきた。本稿では,これらの一連の研究の中から2つの研究:(1)界面活性剤複合系で起泡力増強を行うノニオン界面活性剤の開発,(2)サステナブル時代に対応できる汎用アニオン界面活性剤の開発で行った分子構造のデザインの考え方を紹介する。

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© 2024 公益社団法人 日本油化学会
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