作業療法の実践と科学
Online ISSN : 2433-8451
Print ISSN : 2434-5806
まれな肘頭骨腫瘍の治療選択とリハビリテーションの方針について
林 克洋 八幡 徹太郎山本 憲男麦井 直樹土屋 弘行
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キーワード: 肘頭, 骨腫瘍, 転移性骨腫瘍
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2020 年 2 巻 3 号 p. 40-47

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抄録
肘頭は肘伸展機構に重要な場所であるが,骨腫瘍の場合は,腫瘍のサイズや手術方法などにより,負荷のかけ方を慎重になる必要がある.肘頭発生の骨腫瘍はまれであるが,今回骨腫瘍術後骨折の手術例,保存加療で良好な経過の骨転移例,腫瘍による病的骨折例など,それぞれ安静度やリハビリの方針も多岐にわたった例を経験したので報告する.また,癌治療の発展によって,転移性骨腫瘍の有病者数も増加している.これまでのような手術療法後に加え,骨修飾薬による保存療法など,リハビリテーションのニーズは多岐にわたり,重要性がましていると考えられる.
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© 2020 公益社団法人北海道作業療法士会
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