抄録
本研究では,乳児の親子体操において児が快反応を示す動作の同定および母子の満足度を検証した。親子体操と対照動作の様子を動画で撮影し,印象評定を行い,親子体操と対照動作による児の笑いの表出について群内で比較した。また,介入前後の母子の満足度について母親に質問紙調査を行った。その結果,親子体操において児の笑いが表出される動作は,立ち姿勢の縦揺れと立ち姿勢の高い持ち上げの2つであることが明らかとなった。また,介入前および対照動作後に比べ,親子体操の実施後は母子ともに満足度が高まることが明らかとなった。心地良い揺れや適度な高さが児の覚醒水準の上昇や母子の表情の同調をもたらし,児に快反応を表出させた可能性が考えられた。