京都大学大学院地球環境学堂
2010 年 3 巻 1 号 p. 21-30
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環境政策統合(EPI)は,持続可能な開発を実現するために設計された政策原則である.その起源はEU統合の過程に求められ,ブルントラント委員会報告を中心とする持続可能な開発に関する議論を通じて広がってきた.特にEUではアムステルダム条約(1997年採択)に明記され,実務上の経験が蓄積されている.本稿は,環境政策統合に着目し,EUにおける環境政策統合の規範的な議論および「ドイツ国家持続可能な開発戦略」などの実践の評価を踏まえ,わが国の環境政策統合の研究および実践への合意を論じる.
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